海と水族館を丸ごと楽しめる複合施設串本海中公園

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スタッフブログ【さびうらびより】STAFF BLOG

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第300回 ありがとうとおかえり

今日はコンビニでお昼にチキンラーメンとからあげを買いました。

どんだけチキンが好きなの、と思われているかもしれません。

どうも、鶏肉も好きなくろすけ♀です。

 

前に紹介したモヨウフグ(こちら)。

残念ながら休館中にお空に旅立ってしまいました。

当館に来てから5年と4ヶ月でした。

地元の定置網に入ったときから、大人サイズだったので

それなりに歳をとっていたのかもしれません。

残念ですが、愛嬌のある姿でたくさんのお客さまを

喜ばせてくれました。

本当にありがとう。

 

それから、モヨウフグがいなくなって

相方のイシダイの攻撃性が増してきたので

イシダイも大きなトンネル水槽に引っ越しすることになりました。

ここには何匹かのイシダイも入っているので、

同じ仲間同士うまくやっていってくれるといいのですが。

 

主役級だった2匹がいなくなって、さみしくなった

玄関水槽でしたが、6月新たなアイドル2匹が

「クマノミ水槽」から引っ越してきました(詳しくはこちら)。

 

P4080205.JPG

新人のモヨウフグとサザナミフグです。

 

新人といっても、モヨウフグもサザナミフグも

小さいときから当館で飼育されていて、

飼育年数で言うと前のモヨウフグと同じくらいです。

 

特にモヨウフグの方は、幼魚の時、当時私が担当していた、

ヒトデ水槽にいたので、私にとっては、巣立った子供が

大人になって帰ってきたようなもの。

ついつい、あれこれ世話をやいてしまいます。

 

diary248_6.jpg

小さいときのモヨウフグ。色が黄色だった

 

 

イカが好きだと言えば、餌にイカを用意し、

貝が好きだと言えば、貝殻が底に溜まるもいとわず、貝をまき。

実家に帰ったとき、母親がうっとうしいくらい

世話をやく気持ちがわかりました。

 

あまり過保護にしていると、太りすぎになったり

好きな餌しか食べなくなったりすると

よくないので、ほどほどにしないといけません。

 

でも、できるだけ気分良く過ごしてもらいたいので

これからも何かと世話をやかせていただく所存です。

 

ちなみに、このモヨウフグとサザナミフグは

前の水槽で、とっても仲良しだったので

2匹を離すのはかわいそう、ということで

一緒に玄関水槽に引っ越してきました。

 

ただ、最近あんまり一緒にいないような気がする・・・

2匹の間に何か心境の変化があったのでしょうか。

気になるところです。

また、何かわかればブログに書こうと思います。

 

それでは皆様、これからもよろしくお願いいたします。

 

最後に、現在のモヨウフグとサザナミフグによる

シンクロしナイズドスイミング

 

by くろすけ♀

第299回 ウミガメの産卵はじめました

今年もウミガメの産卵が始まりました。

ということで、私はまた夜間産卵観察をして家には寝に帰るだけの生活になりました。

このブログも産卵観察をしながら書いています。

ウミガメが上陸しないとやることが無いので案外暇です。

 

今回はつい今さっき行われた産卵の様子を紹介します。

まずは卵を産み落としている最中の様子です。

ウミガメの卵は正にピンポン玉です。

大きさ、色、形はピンポン玉そっくりです。

ですが硬さは違います。

産み落とされたばかりのウミガメの卵は、結構柔らかく指で軽く押すだけでへこみます。

動画を見るとわかりますが、産み落とされる時20~30㎝ほど落下するので

卵同士がぶつかって割れないように柔らかくなっています。

1回の産卵で大体100~120個の卵を産みます。

 

次に卵を産んだ後、穴を埋め戻す様子です。

卵を産んだ後は穴埋め作業です。

ただ砂をかぶせて穴を埋めるだけでは、砂が柔らかいのでそのうち陥没してしまい

掘り返されやすくなってしまいます。

ですので、ある程度砂をかぶせた後は後ろ足を使って砂を押し固めます。

短い後ろ足を使って器用にこねこねして押し固めています。

 

と、今日のとれたて産卵の様子をご紹介しました。

気付けばもうすぐ日付が変わりそうですので、私もそろそろ帰ろうかと思います。

そのまえに産卵場へ最後の確認に行かねばなりませんが、

今の願いは…

 

 

 

 

どうか上陸してませんように

帰れなくなるから…

 

 

by とーる

第298回 とある飼育員の日課

 

皆さんこんにちは。中途半端に日を浴び、手の甲だけうっすら焼けてコッペパンみたいになっています。

さく太郎です。

 

一部の地域では、コッペパンというとメロンパンを指す言葉だそうですね。

また西日本の一部では、メロンパンの中には白あんが入っていたり・・・

東日本から来た私は、東と西でこんなにも違うのかと、日々色々なことに驚かされる毎日です。

ちなみに私が言うコッペパンは、給食に出てきた方です。

 

 

さて、前置きが長くなりましたが、私の初投稿のブログではオオアカヒトデを載せました。

長い腕をうにょうにょと動かし、不思議な格好になっている姿が面白く、今日はどんな格好をしているのか

チェックするのが日課となってきました。

 

今回は、たまってきたヒトデの写真を、飼育員の中で「勝手に面白ランキング」をつけました!

ユニークな動き方をするヒトデ達をご覧下さい!

 

 

 

 

 

 

 

第4位 「使徒」

298-1.jpg

頭の部分(にあたるところ)が、つるんとしているのがいいですね。後ろにいるハコフグも戸惑っていますね。

某人気アニメに出てくるあのキャラクターのように見えませんか?

 

 

 

 

 

 

 

第3位 2つあります。 ①「まだ行ける・・・!」

298-2.jpg

ほぼ落ちかけているのですが、ここから岩に上ろうと必死にあがいていました。

ちょっと横着なヒトデですね。わかるよ、私も同じ。

 

 

 

 ②「腕組み」

298-3.jpg

なんだ、見せつけか?髪の毛セットしながら余裕の態度で腕組みしちゃって。(ただの被害妄想)

下の方は綺麗な曲がり方をしていますね。なんだかんだいって個人的にお気に入りです。

 

 

 

 

 

 

 

 

第2位 「滑り込みセーフ」

298-4.jpg

腕がピーーーンと伸びていますね。顔を右に傾けて、伸びた腕を頭に見立てても面白いですが、

良い角度に曲がった膝の部分が、滑り込んできた雰囲気を醸し出しているように見えます。

 

 

 

 

栄えある第1位は~~!!

 

ドコドコドコドコドコドコドコd・・・ジャーン

 

 

 

 

 

「上から目線」

298-5.jpg

これは・・・見つけた瞬間吹き出しました。

「なんだね?私に何か用かね?」 とでもいっているのでしょうか。

それとも、「そこの君。このエアーストーン(酸素を水槽内に送る石)の位置、ここじゃないよね?動かしたまえ」

とでもいっているのでしょうか・・・(震え声)

私の勝手な被害妄想ですけどね!

 

 

こんな感じに、勝手に妄想するのがとても面白いんです。ヒトデ的には大迷惑でしょうね。

今回は動きがわかりやすいヒトデを選びましたが、他の生き物も面白い動き・可愛い行動など・・・

じっと見ていると見つけることの出来る、新たな発見があります。

 

海中公園は休館が続いていましたが、6月1日より開館予定です!

お時間がありましたら、ぜひ水族館へお立ち寄り下さい。

そして、生き物の面白い姿を見つけてみて下さい。

きっとやみつきになることでしょう・・・

 

 

by さく太郎

第297回 せっかくですから

館内の生き物の解説用に撮影した動画って

展示が終わるともうそれっきりパソコン内の肥やしになってます。

そういう動画ってのいくつかありまして

せっかくなので載せてみようかと思いまして。

 

今回は6年前に撮影したミミイカが砂に潜る様子です。

 

 

 

このかわいらしさ。

言葉はいらないと思います。

 

そういえば先日

ブログに動画を載せるためだけに使っていたYouTubeアカウントが2つあったのですが

それぞれ『串本海中公園飼育』、『サブ串本飼育』という名前のチャンネルになりました。

過去にこのブログで載せた動画のほとんどが

この2つのチャンネルで見ることができますので

興味がありましたらぜひ見てみて下さい。

 

 

by ハムいち

第296回 ムラサキハナギンチャクの話

Stay homeをいいことに、外に出て体を動かすことを

サボっていたら、体がなまってきましたよ。

どうも、くろすけ♀です。

 

当館のムラサキハナギンチャクは1984年串本海中公園生まれ。

世界で初めて飼育下での繁殖に成功した、貴重なハナギンチャクです。

diary296-1.jpg

当時、私はもちろんまだ入社していませんが、

三重県の五カ所湾で採集されたムラサキハナギンチャクに

卵を産ませて繁殖させました。

この経緯は、当館が出している機関誌「マリンパビリオン」に

書かれています。

 

ムラサキハナギンチャクを卵から育てるというのはとても手間がかかります。

私もやったことがありますが、わずか0.5mmしかない卵は

ふ化して幼生になっても1ヶ月位はふわふわ漂っているので

水替えも大変なのです。

幼生をスポイトで吸っては、新しい水を張った容器に移し替える。

この作業の繰り返し。幼生が何百もいる時は時間もかかります。

餌はワムシから成長するにつれてアルテミアへと切り替えて行くけど

なかなか思うようには成長してくれません。

 

それでも1ヶ月育てることができれば、着底といって、

自分で粘液を出して容器の底にくっつくようになるので

そうなれば、水も流水に切り替えられるので、

世話も格段に楽になります。

 

ある程度大きくなったら、餌は解凍したアミエビや魚のミンチなど

何でも食べるし、水温変化にも割と強いし、どちらかといえば丈夫な生き物です。

diary296-2.jpg

ムラサキハナギンチャクは自然ではどんなところに

住んでいるかというと、波の静かな内湾の砂地や泥地に多いです。

私がまだ新人だった頃、今飼育しているムラサキハナギンチャクの

親の故郷に潜ったことがあります。

養殖生け簀がならぶ湾の中、水中の視界は3mほど

海底には腐泥がたまって、体が海底につけば泥が巻き上がるような状態。

そんな中でも、ムラサキハナギンチャクがぽつぽつと

生息していて、こんな悪条件でも生きていけるのかと

驚いたのを覚えています。

 

こんなに丈夫だから、長生きもするのかもしれませんね。

今年で36歳のムラサキハナギンチャクたち。

でも、世界には50年以上飼育した例もあるそうだから

まだまだ元気でがんばってほしいです。

最後にムラサキハナギンチャクが餌を食べる様子をご覧ください。

 

水族館が始まったら(6月1日からの予定)、また見に来てくださいね~

by くろすけ♀

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