海と水族館を丸ごと楽しめる複合施設串本海中公園

中国語 English 年中無休!営業時間 9:00-16:30
HOMEスタッフブログ【さびうらびより】

スタッフブログ【さびうらびより】STAFF BLOG

串本の様子や様々な串本の生き物たちを、
スタッフが交代でご紹介します。

最新記事
第256回 小さな青い旅人
第255回 アカウミガメ誕生
第254回 サンゴの産卵調査 in 2018
第253回 ウミガメ産卵中
第252回 君の名は
カテゴリ
Go (20)
くろすけ♀ (44)
くろちゃん (3)
こて (18)
しまっち (25)
そらすずめ (9)
とーる (46)
ひらりん (5)
ひろぽん (6)
ひーちゃん (12)
ゆーみん (18)
クチヒゲノムラガニ (5)
ナツメリ (1)
ハムいち (36)
ブログ更新 (255)
マンジュウイシ (1)
海人 (6)
月別アーカイブ
2018年10月 (1)
2018年9月 (1)
2018年7月 (2)
2018年6月 (1)
2018年5月 (2)
2018年4月 (2)
2018年3月 (2)
2018年2月 (2)
2018年1月 (2)
2017年12月 (2)
2017年10月 (2)
2017年9月 (1)
2017年8月 (2)
2017年7月 (2)
2017年6月 (2)
2017年5月 (2)
2017年4月 (2)
2017年3月 (2)
2017年2月 (2)
2017年1月 (2)
2016年12月 (2)
2016年10月 (1)
2016年8月 (2)
2016年7月 (1)
2016年5月 (1)
2016年4月 (1)
2016年3月 (1)
2016年2月 (1)
2016年1月 (1)
2015年12月 (1)
2015年6月 (1)
2015年5月 (1)
2015年4月 (1)
2015年3月 (1)
2015年1月 (1)
2014年12月 (2)
2014年10月 (1)
2014年9月 (1)
2014年8月 (1)
2014年6月 (1)
2014年5月 (1)
2014年4月 (1)
2014年3月 (1)
2014年2月 (2)
2014年1月 (1)
2013年12月 (2)
2013年10月 (2)
2013年9月 (1)
2013年8月 (1)
2013年7月 (3)
2013年6月 (2)
2013年5月 (3)
2013年4月 (2)
2013年3月 (1)
2013年2月 (2)
2013年1月 (3)
2012年12月 (5)
2012年11月 (2)
2012年10月 (3)
2012年9月 (4)
2012年8月 (3)
2012年7月 (4)
2012年6月 (4)
2012年5月 (2)
2012年4月 (2)
2012年3月 (2)
2012年2月 (3)
2012年1月 (3)
2011年12月 (5)
2011年11月 (4)
2011年10月 (3)
2011年9月 (3)
2011年8月 (2)
2011年7月 (3)
2011年6月 (5)
2011年5月 (5)
2011年4月 (4)
2011年3月 (3)
2011年2月 (5)
2011年1月 (4)
2010年12月 (5)
2010年11月 (4)
2010年10月 (4)
2010年9月 (2)
2010年8月 (3)
2010年7月 (6)
2010年6月 (4)
2010年5月 (5)
2010年4月 (4)
2010年3月 (3)
2010年2月 (3)
2010年1月 (4)
2009年12月 (4)
2009年11月 (6)
2009年10月 (4)
2009年9月 (8)
2009年8月 (5)
2009年7月 (7)
2009年6月 (5)

第256回 小さな青い旅人

秋も終わりに近づき、陽が落ちる時間もかなり早くなったこのごろ。

日中でも日差しが雲に隠れてしまえば

体感温度もググッと下がり

肌寒く感じることが増えました

 

草っ原で秋の夜長を鳴き通していた虫たちがの声が消えてきたその一方で、

串本周辺では日中、陽射しの中をキレイな蝶がヒラヒラと空を舞っている

そんな姿が目立つようになりました。

 

筆者も休みを利用し、近くの海岸林道に蝶を観察しに行きました。

この日は晴れのち曇りで、陽が出れば

それに合わせて蝶が林から飛び出してその姿を見せてくれます。

ルリタテハ、アカタテハ、ウラナミシジミ、サツマシジミ など…

特にサツマシジミは西日本の海岸や渓流沿いで見られるシジミチョウです

この時期がピークでこの蝶を求めて、多くの方々が南紀へ観察しに来ます。

 

そんなこんなで色々な蝶を見つけながら道を歩いていますと、

目の前の梢にふわりと蝶が一匹とまりました。

色は水色に黒茶の筋が入ったキレイな蝶で

大きさはアゲハチョウより少し小さいくらい。

 

アサギマダラ.jpg

 

この蝶の名前は「アサギマダラ」(浅葱斑)。浅葱は緑がかった藍色という意味になります。

新選組が着ている青い羽織、あれも浅葱色らしいです。

 

この蝶は日本全土で見られるのですが、時期によって出現する地域が異なります。

なぜそのようなことが起こるかというと、

アサギマダラは渡りを行うからなのです。

 

春から初夏にかけて南で生まれた集団が気温の上昇とともに

産卵をしながら日本を北上していきます。

真夏は涼しい高原などで過ごし秋になれば、

新しい世代の集団が日本を南下していく生態をもっています。

 

短期間にかなりの長距離を移動する力があり、

一日で200kmも移動することもあるそうです。

この蝶が渡りをしていると、なぜ分かったのかと言いますと

 

捕まえた蝶の翅(青地の部分)に油性マジックで、

採集者名、採集日、採集地などを記入し逃がす

その後、蝶が移動先で誰かに捕まえられる。

次に蝶を採集者はデータをその個体から読み取ったあと、また逃がす。あとはこれの繰り返し…

こういったデータを集め、多くの方々が共有しあった結果、

渡りを行っていることが明らかになりました。

小さな体で日本を縦断するアサギマダラはまさに小さな青い旅人です。

 

by ナツメリ

第255回 アカウミガメ誕生

8月が終わり少し涼しくなってきました。

産卵場では昨日(9月10日)今年最初の子ガメが誕生しました。

255-2.jpg

今年は産卵が遅く産卵状況もあまりよくなかったので、子ガメの初誕生がものすごく遅くなってしまいました。

普通なら8月中旬には生まれるのですが…

しかも、今年の産卵状況から見ると今年はこれでもうおしまいな気がします。

生まれたばかりの子ガメは光に向かって進む走行性があります。

動画最後のバケツでは、この走行性を利用して生まれた子ガメを集めています。

 

また、現在館内のトピックスで展示している卵でも孵化の真っ最中で、生まれたてのアカウミガメの赤ちゃんが見られます。

255-1.jpg

これは、殻を破って出てきた直後です。

ちょっと分かりづらいですが、殻から頭だけを出している状態です。

 

by とーる

第254回 サンゴの産卵調査 in 2018

今年も例年同様サンゴの産卵調査を行っています。

サンゴの産卵は基本的に夜間に行われるので21時頃から潜水を行います。

日頃から潜り慣れているポイントとはいえ真っ暗な海に単身繰り出すのはいろんな意味で結構怖いですが、

昼間あまり見かけることのない生物に出会うとチョットテンションが上がります。

たとえば

エイラクブカ.JPG

エイラクブカが近寄ってきたり

セミホウボウ.JPG

寝ぼけたセミホウボウに接近できたり

タツナミガイ.JPG

全身真っ黒なタツナミガイに遭遇したり

そのほかにも色々な生き物たちに出会うことができます。

 

そんなこんなで、7月13日にようやく今年最初のサンゴの一斉産卵が確認できました。

産卵したのはスギノキミドリイシという枝状のサンゴです。

スギ1.JPG

スギ2.JPG

スギ3.JPG

冬の低水温によるダメージも関係しているのか例年よりも1ヶ月ほど遅く、産卵の規模もやや小規模でした。

 

今のところ、その他の種では産卵が確認できていませんが、今後もぼちぼち観察を続けていこうと思います。

 

byひらりん

第253回 ウミガメ産卵中

ただいまウミガメの産卵期真っ只中です。

今年は初産卵が6月18日とやや遅く、さらに6月中は2回しか産卵を確認できず心配でしたが

7月に入ると立て続けに産卵が続き今日までに合計6回の産卵が確認されました。

ちなみに今年の産卵はすべてアカウミガメです。

7月5日の産卵では、まだ日が落ちていない時間帯から産卵行動を開始したため

動画撮影ができたのでご紹介します。

本来産卵するウミガメは神経質になっているので、刺激を与えるような行為は産卵を中止してしまう危険があるためご法度です。

しかし、海中公園のウミガメたちは長年飼育下で生活して慣れているため、動画のように至近距離で

撮影することが可能です。(とは言え、個体や状況によるので絶対ではありませんが…)

 

動画の注目ポイントは、短い後ろ足を器用に使った動作で

スコップのようにして交互に掘る縦穴と埋めるときに砂を固める動作は見事なものです。

また、顔を見ると涙を流しているのがわかります。

が、実はこれは涙ではありません。

余分な塩分を目から排出しているのです。

産卵の時だけでなく海の中でも常に流しています。

ですので、実は痛いわけでも悲しいわけでもありませんのでご心配なく。

 

※お知らせ

今年はウミガメの産卵は控えめかと思われましたが、7月に入り活発に産卵するようになってきました。

そこで、急遽ウミガメの産卵観察会イベントを行うことに決定しました。

詳細は後ほど海中公園HPのイベント情報へ掲載しますのでしばしお待ちください。

産卵が見られるかどうかは運次第ですが…

 

by とーる

第252回 君の名は

朝の日課
担当水槽のガラスをふきながら
今日も、そろって泳いでいる
シマシマ魚群団をながめていました。

diary252_1.jpg

シマシマ群団は全部同じに見えるかもしれませんが
2種類います。
一つはロクセンスズメダイという魚、尾びれに黒い線が入っています。
線が6本あるからロクセン、わかりやすいですね。
そしてもう一つがオヤビッチャという魚、尾びれに線がなく、背中が黄色いのが特徴です。
まあ、見分けはつきやすいと思います。
でも、昔から気になってはいたんですが
オヤビッチャって何?

生き物の名前ってだいたい、その見た目とか習性とかに
由来するものが多いのですが、
オヤビッチャって、何から来ているのか想像がつきません。

そこで、日本産魚名大辞典で調べてみたら、
『アヤビキ』という、それっぽい奄美の地方名が出てきました。

インターネットで調べると
沖縄では『アヤ(綾)ビッチ』というらしいです。
一方、東北地方で赤ん坊のことを『ビッチャ』といい
親になっても赤ん坊のように小さいという意味から来ている。
というようなことも書かれていて、
結局諸説ある、とまとめ?られていました。

魚の和名に地方で呼ばれている名前がつくことはよくあります。

でも、東北と奄美・沖縄ずいぶん離れているけど
果たしてどっちの方言が元になっているんでしょう?

オヤビッチャの分布は日本では青森から沖縄までとなっていますが
実際この魚がたくさんいるのは南の暖かい海です。
九州や沖縄では食用として利用されたりもするようなので
『アヤビキ・アヤビッチ』の名前の方が多くの人になじみがあったでしょう。
そう考えるとオヤビッチャの語源は九州・沖縄の方言にあるような気がします。

生き物の名前って、和名にしても学名にしても
つけた人のセンスが出ると思うんですけど
この魚の和名をオヤビッチャにしよう!
と決めた学者さんの勇気を称えたい。

今ならネットで話題になるね、きっと。

 

by くろすけ♀

 

diary252_2.jpg

ちなみに

右上トゲチョウチョウウオ
真ん中下ケサガケベラ

ケサガケ(袈裟懸け)って、「和」っぽくっていい名前です。

このページのTOPへ